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2024.09.14

49,000ウールギャバジン生地がアツい

【Tailor Fukuoka Kichijo-ji Blog】

 

皆さまこんにちは!

テーラーフクオカ吉祥寺店の斉藤です。

 

今季新入荷生地の中で、

ことさら異彩を放つのが

こちらのウールギャバジン集団。

 

Fabric: WOOL GABARDINE

(左列上から)No.47-279.280.276.288.287

(右列上から)No.47-284.281.286

 

OrderSuit StandardLine ¥49,000+tax(¥53,900)

       PrestigeLine ¥69,000+tax(¥75,900)

OrderPants StandardLine ¥18,000+tax(¥19,800)

          PrestigeLine ¥27,000+tax(¥29,700)

 

畳まれた生地のボリュームを

見ていただくだけで大凡の

生地感は伝わることかと思います。

 

以下ズームアップ。

 

 

 

アースカラーの配色が中心となり、

キャバルリー(騎馬隊)ツイルと称される

角度のついた畝が入っているもの、

ソラーロ調のカラーリングになっているもの

様々ございまして、

今の潮流にマッチしたナウい生地群です。

 

ただひとつ、間違いなく言えるのは、

「しなやか」「やわらか」「ここちよさ」

とは対極にある生地であるということ。

 

 

上記紹介している生地のほとんどが

ウールとポリエステルあるいはナイロン

混紡生地となっておりまして、

ウール100%表記のものもございますが、

「それは誠なのか!」と言いたくなるくらいに

硬さのあるテクスチャーとなっております。

 

 

オノマトペを用いるとしたら、

「バッキバキ」「ザッシザシ」「ボリボリ」

といったところの質感ですが、

化学繊維混紡だから粗悪かといえば

全くそんなことはなく、

むしろそれでしか得られない質感でもあります。

 

この手の硬ーい生地は、

ボディラインを拾うことなく、

洋服のきれいなアウトラインを

引いてくれるので、「落ち」の良さが際立ちます。

 

テロンと流れることなく、

パキッとギシッと形が崩れないイメージです。

 

そのため、ストレートラインが肝心な

パイプドステムトラウザーズや、

Aラインを出すためにラグランコートなどに

適した生地であると言えますね。

(毎期コレクションを発表するような

世界の名だたるトップメゾンでも

ランウェイ映えするからなのか

パンツ、オーバーコートを成型するのに

ウールギャバジン生地は良く採用されています)

 

この手の生地はリアルに英国もので

探したくなりますが、このご時世ですので

まったくかわいげのないプライスで出回ります・・・。

 

今回手ごろなプライスに収まるような仕入れを

行えまして、現状フルラインナップとなっております。

気なる方はぜひ触れ合いにいらしてください。

おすすめは「GabardineTrousers」です・・・!

 

斉藤