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ブログ2025.01.19
この時期に仕立てるべき生地
【Tailor Fukuoka Kichijo-ji Blog】
皆さまこんにちは。
テーラーフクオカ吉祥寺店の髙橋(大)です。
仕上りが3月を過ぎるこの頃ですが、
本日は、今時期に仕立てていただきたい春、秋、冬の
3シーズン着用できる生地をご紹介いたします。
(生地感は夏も問題なさそうですが、さすがに暑そう…)
一般的に生地には平織、綾織、そして朱子織の3つが
三原組織とされています。
平織、綾織の2つは
聞き馴染みのある織り方だと思います。
そして、今回紹介する生地は朱子織となっております。
朱子織(サテン織)の特徴として
経糸が多く表面に出るため、きれいな光沢が出やすく、
柔軟な生地となってくれます。
まさに本ブログにて紹介している生地も
美しい光沢があり、柔軟性も富んでいます。
ですが、この生地の素晴らしい光沢を
出しているのは織り方のおかげだけではございません。
この生地に使われている原毛は130’sと
希少で細い原毛を使っています。
やはりイタリアの老舗生地メーカーのチェルッティは
細い原毛を取り扱うのが上手いですね。
色味、手触り、光沢感はぜひ店頭で
お確かめください。
一点限りの現物となりますので、
気になる方は早めのご検討をおすすめいたします。
髙橋 大斗