【Tailor Fukuoka Ginza Blog】

みなさまこんにちは！

Tailor Fukuoka 銀座店

宮田です。

私のスーツが仕上がりましたので

ご紹介させていただきます。

【DORMEUIL】

今回はレディースの仕立てではなく

初めてメンズ仕立てで作りました。

軽い着心地のスタイルが作りたかったので

プレステージラインで

マニカカミーチャ仕様にし

肩周りの軽い仕立にしました。

羽織った瞬間に

これがプレステージラインの縫製技術か…！と

感動を覚えました。

少し大きいサイズのサンプルは何度も羽織っており

そのクオリティーは熟知しているつもりでしたが

実際に自分の体に合ったサイズとなると

その技術の高さが真に体験出来ました。

毎日羽織りたくなるような

ジャケットを羽織っている方が

ストレスのないような

そんな1着になりました。

メンズ仕立てとレディース仕立ての大きな違いは

中に使われている芯と型紙。

メンズでは毛芯が使われていることがほとんどですが

レディースでは重たく使われることが少ないです。

毛芯が使われていることによって今までのスーツよりも

よりハリのあるシルエットに仕上がりました。

また、型紙もレディースは

女性らしくウエストのくびれがきれいに見えるよう

胸周りを包み込むようにより立体的に作られていますが

メンズはメンズの身体に合わせた型紙を使用しているので

男性の美しいシルエットが出せるよう工夫がなされています。

そのため女性らしいシルエット、というよりも

男性らしいシルエットを重視し

ウエストはあまり絞らずメンズと同じゆとり感にしました。

スラックスは

今の気分らしく帯巾を太く、持出しを長く。

2インタック。

テーパードシルエットに。

クラシカルに仕上げました。

ファッションは日々進化していきます。

自分の軸となるものとその時々の時代の流れ

固執しすぎず柔軟に

両方とも噛み砕いて自分らしいスタイリングを

画一させることが出来たら

最高にかっこいいですね。

※通常、女性スーツをメンズ仕立てでの受注は行っておりません。

そのため、店頭でご着用いただけるサンプルがございません。

ご了承くださいませ。

Tailor Fukuoka 銀座店

宮田 ななみ

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