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ブログ2020.12.13
10年モノのクリームフランネル
【Tailor Fukuoka Shinjuku Blog】
こんにちは
テーラーフクオカ新宿店の豊島です。
先日のツリーを筆頭として
店内のクリスマスデコレーションも
コテコテではありますが施しています。
Tailor Fukuoka自慢の50オンスレップタイも
クリスマスカラーを中心に飾っております。。
さて今日の本題は何もクリスマスデコレーションではなく。。
私がまだ学生の頃(今から11年程前)に作った
オーダーのスラックスが未だ具合がいいので
その紹介を致します。
カルロ・バルベラの名品との呼び声も髙い
Cream Flannel(クリームフランネル)の
トラディショナルなウェールズチェックで仕立てたもの。
(ウェールズチェックに関してはコチラをご覧ください)
確か耳なし生地だったので
パンツプライスは16,000円ほどで
仕立てることができたので
いわゆる“掘り出しモノ”を作ったのです。
あのバルベラがこの値段なの?と
拙い知識しかなかった当時の私でも
コスパに驚いたのを覚えています笑
実は当時私の採用担当だった
瀬野尾に作ってもらったもので
私たっての希望でプリーツ入りの
やや太めのストレートシルエットでオーダー。
細身全盛の時代だったこともあって
当時社内ウケはすこぶる悪かったのです笑
私自身もちょっと太く作りすぎたかなと
思ってはおりましたが
素材はもちろん文句なしですし
トレンドとは時に逆行はしますが
それでもトレンド変遷的にみれば
十分タイムレスなシルエットなので
これまで最も長く愛用している一品です。
サイドシームもAMFステッチを施していますが
これは若気の至りというか^^;
とにかくステッチは入っているほど
至高だと思っていたので笑
ただこのクリームフランネルの
ふっくらとした風合いを活かすという
意味では感じよく表情も出ています。
今回ご紹介した
カルロバルベラ社のクリームフランネルは
決して耐久性が高いわけではないですが
着用していて本当に気持ちがいいものです。
物性面で長く使えるものを選ぶのも良いのでしょうが
ずっと愛用したいと思える良品を選ぶことのほうが
よりモノと長く付き合えるかなと。
実際10年間着用をしてみて感じたので
長々書いてしまいました。
自分自身で感じたこの充足感を
顧客様方にも提供出来るよう頑張ります…!
新宿店 豊島
Staff投稿者豊島 [Toyoshima]
服飾系大学を卒業後入社し
現在はTailor Fukuokaにて企画会議や撮影などに参画。
メガネとヒゲ(たまにボウタイ)が特徴で
こだわり強めの一児の父。多趣味である。
新宿店店長