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ブログ2022.03.01
傘を携えるという選択
【Tailor Fukuoka Ginza Blog】
皆様こんにちは。
テーラーフクオカ銀座店の木村です。
先日、「ゴヤの名画と優しい泥棒」
という映画を観ました。
1961年に実際にあった絵画の盗難事件を
扱った映画で起伏の少ない話では
ありますが英国のユーモアを感じる
面白い映画でした。
さて、本日はこちらのご紹介。
私物の傘です。
個人的にステッキや傘は好きで
いくつか持っているのですが
スーツスタイルを構成するのに
革靴や鞄、ネクタイやチーフは
欠かせませんが、こういう傘を
持つというのもおススメです。
本来、スーツにはハットを被り
ステッキを携えるのが紳士の定番でした。
ステッキを持つのも個人的には
とても素敵だと思いますが
どうしても抵抗を感じる方も
いらっしゃるかと思います
そういった時におススメなのが
ステッキの替わりに傘を持つという選択です。
今日の日本では傘というのは
あくまで、実用性を重視するもので
少し凝った高級傘であろうとも
あくまで雨の日に使うもの
雨具としてか見られていないと思います。
ですが、私は雨が降っていなかろうと
傘を携えた方が素敵だと思います。
現代でも眼鏡はファッションとして
用いられることも多いと思います。
私はあまり好みませんが
伊達眼鏡、なんていう使い方を
する方もいらっしゃる位です。
同じように傘というものも
私はスタイル演出する一つとして
考えてよろしいかと思います。
ですが、その為には
どんなものでも良い訳ではございません。
オーセンティックなスーツに
コンビニで売っている
ビニール傘では恰好は付かないでしょう。
お値段のする傘でも
下手に柄が付いているものや
ブランドロゴがこれでもかと
主張している傘ではいけません。
先ほどの例えで
眼鏡をファッションアイテム
とした際にその眼鏡が
ショッキングカラーであったり
不必要な主張が強いものは
決して格好よくはないでしょう。
こういったアイテムはあくまで小物です。
さりげなく自然と隣にいる位で
丁度良いバランスだと思います。
傘の形としては私はやはり
ステッキのような細巻きのものが
スーツに良く合いますのでおススメです。
太巻きのもですと
どうしても、野暮ったい印象になりますし
エレガントではありません。
カラーもスーツや小物に合わせて
ネイビーやブラウンで
揃えておくのがベターです。
こういう所も紐で留めるタイプが
高級感があり、おススメです。
日本ですとフォックスアンブレラや
ブリッグが有名なブランドかと
思いますが、日本製のラムダや
英国製のジェームスインス&サンズ
などもおススメです。
銀座店 木村