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ブログ2025.02.25
やはりこういった生地に惹かれます
【Tailor Fukuoka Ginza Blog】
皆様こんにちは、銀座店の横尾です。
私物のスーツが仕上がってまいりましたので
ご紹介させていただきます。
No.SW6148
スミスウーレンズ made in England
~GILT EDGE~
wool 100%
Standard Line Jacket ¥84,000+tax(¥92,400)
Prestige Line Jacket ¥104,000+tax(¥114,400)
※シングルブレスト2ピースの料金となっております
また、こちらの生地は一点物になります
今回は英スミスウ―レンズの服地を
用いてオーセンモデルのダブルブレストを
作成しました。
スミスウ―レンズと言えば英国を体現した
テキスタイルが特徴的ですが、今回使用した
服地も例に漏れず、「らしい」雰囲気です。
昨年の春夏シーズンに入荷した生地
なのですが、その時からずっと目に留まって
いたので念願の一着です。
※少々光が入りぼやけてしまっています、ご了承ください。
ブラウンのグレンチェックにライトブルーの
オーバーペンの入ったプリンスオブウェールズ。
本来であればグレー系のグラウンドが正式と
されていますが、ブラウンにライトブルーという
柔らかさと品格のある配色に一目惚れでした。
生地感としては盛夏用というよりかは
春~初夏、そして秋口と言った肉感です。
このGILT EDGEシリーズは英本国においては
夏生地として人気ですが、より湿度の高い日本に
おいては合物の感覚での着用が正解かと思います。
上下共に少々ゆとりを取ったサイジングで
仕上げました。特に今回は今までよりも
着丈を長めに取ったのでシックな仕上がりで
満足しております。
裏地は毎回ダークブラウンの無地ですが
今回はちょっと変えてみようと思い、
以前ツイードジャケットに使用した
ピンクとパープルの中間のような色を
チョイスしました。
どこかいなたい色味で気に入っています。
靴は最近購入したトリッカーズの
ギリーシューズを合わせました。
普段はフルブローグを好んで履きますが
それらに比べてもブローギングが華やか
ですので、些か装飾的かなとも思いましたが
合わせてみると意外に良い感じでした。
スコットランドの狩猟・舞踏用という
背景を持つ靴で、タンが付いていなかったり
シューレースが非常に長く、足首に巻き付ける
仕様になっているものが本格的とされています。
ただ、こちらは少々現代風になった形で
タンもしっかり付いていますし、ソールも
比較的薄く牧歌的ながらドレスにも振れるような
ディテールでございます。
私自身ワードローブもカントリーテイストの物が
多いので重宝しそうです。
中々見かけないギリ―シューズの良い個体が
手に入ったのでご紹介させていただきました。
生地も種類豊富に入荷してきております。
春夏から合物まで是非ご相談にのらせて
いただきます。
是非お気軽にお立ち寄りください。
今回もお付き合いいただき
ありがとうございました。
銀座店 横尾