Blog

ブログ

2025.01.25

エイジングが楽しいお年頃

【Tailor Fukuoka Kichijo-ji Blog】

 

皆さまこんにちは!

テーラーフクオカ吉祥寺店の斉藤です。

 

以前投稿しました

私物デニムシャツのブログでも

書き記した通り、

洋服や物が経年変化によって

育っていく様(エイジング)が好物で、

私物を眺めて悦に浸ってしまうこともしばしば。

 

 

エイジングと言われ思い浮かぶのが

退色やアタリがわかりやすい

デニム生地にまつわるアイテムですが

何もソレに限ったことではなく、

 

 

約10年前に仕立てた

ハリスツイードのジャケットも

ようやっとジワジワと育ってきて、

袖の着用ジワが心地よくなってきました。

 

 

ツイード繋がりでいくと、

2年前に仕立てたラバットのジャケットは

まだまだこれからで、

出先でジャケットを脱いだ際には、

あえて雑多に置いてみたりします。

 

 

モノを大事にしていない?

ように思われるかもしれませんが、

この手の生地のアイテムは

箱入りにしたところでいつまで経っても

自分のモノにならないので、

このくらいがちょうどいいと思ってます

(あくまで個人の見解です)。

 

 

また、エイジングといえば

レザーアイテムもその代表格で、

学生の頃にノーザンプトンまで買いに行ったこの靴も

とても良い表情をみせるようになってきました

(アッパーを見るだけでどこの靴か分かる、

実にアイコニックな作りですよね)。

 

 

自分への就職祝いに

背伸びして購入した蝋引きの財布も、

すっかり蝋が落ちて、

ナチュラルに良い輝きをみせてくれてます

(この時分は身につけるものや持ち物は

すべて英国製でないと許せないモードでした。若い)。

 

 

腕時計はすでに古いものを購入することが多かったので、

そろそろ時間とシワ(小傷)を共に刻めるものを、

手に入れようかと画策中です・・・。

 

以上、やっぱり人もモノも

素敵にエイジングしていきたいね!ってお話と、

温室でぬくぬく可愛がってもいいけれど、

多少の傷やシワが入ってようやく一人前!ってお話と、

気づいたら10年以上愛用しているものばかりで、

まさか自分自身もエイジングしているのか!?

というお話でした。

 

斉藤