Blog
ブログ2025.03.04
黒のリネンジャケットはこう育つ
【Tailor Fukuoka Kichijo-ji Blog】
皆さまこんにちは!
テーラーフクオカ吉祥寺店の斉藤です。
本格的に春夏シーズンがスタートし、
店頭生地が春夏生地に変わりゆくに従って、
我々スタッフの装いも涼し気なものになっております
(2月から衣替えしておりますが、やはりさぶい・・・
なにせ雪も降りだしてますからね)。
衣替えに伴い、
クローゼットの奥から引っ張り出しましたのが、
8~9年前に作成した私物のリネンジャケット。
私がリネン100%🍃のアイテムを
初めて作成した思い出のジャケットでもあり、
特にドコドコ製の生地という情報はなく、
20代そこそこだった頃の私は
少々(?)ひねくれていたのか
せっかくならリネンらしからぬ色で
作ったろうという思いで選んだのが黒でした。
リネン素材の特性で
ややめくれ上がった裾のフックベントも
今季コンセプトのアメリカンテイストに
マッチしていて◎。
例に漏れず、袖口もしっかりめくりあがっており、
角が削れて白っぽくなってきたのも
エイジング的に良い兆候です👀。
写真だと分かりにくいのですが、
前身頃のハナ部分(端っこ)も
やや退色してきており、GOOD👍。
濃色のリネンは日焼け🌞による変色は
気をつけないといけないので、
日当たり具合だけは気をつけてます
(退色と変色は全然違いますからね)。
なんだかエイジングブログばかり挙げていて、
日本エイジング協会から
一封✉包んでもらっている疑惑も出ていますが、
そんなことをされずとも
エイジングを愛し推奨しますし、
そもそもそんな協会はありません。
夏場のエイジングは
植物繊維系(コットンやリネン)が楽しく、
その手のジャケットは4~5万程度から作成可能です。
ぜひ育てる1着をお仕立てになられてみてください!
斉藤